

TCFDサミット2021は10月5日に終了いたしました。
サミットの映像は下記よりご覧いただけます。
登壇者のプレゼンテーション資料はこちらからダウンロード下さい。
2019年6月のG20大阪サミットで合意した「環境と成長の好循環」を実現するため、ファイナンスの流れをイノベーションに向けるグリーン・ファイナンスの推進が重要です。世界でTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)の賛同数が増加している今、環境と成長の好循環の加速に向けて、TCFD提言を実務に定着させるための国際的な議論を日本がリードしていくことが求められています。
こうした考えから、2019年10月、世界の先進的な取組を行っている産業界・金融界のリーダーが集結し、TCFDの課題や今後の方向性を議論することを目的として、経済産業省は世界初となる「TCFDサミット」を東京で開催しました。
気候変動への関心の高まりをうけ、世界で120か国以上が2050年カーボンニュートラルを宣言し、これを実現させるために金融機関も投融資先のネットゼロに向けた活動を活発化させています。
企業等の気候変動に関する情報開示の重要性は一層高まっており、開示の枠組みとして国際的に支持されているTCFDへの賛同も加速しています。2021年9月30日時点で、TCFD賛同者は世界2,529機関(+1,096)、日本509(+203)機関まで拡大しました。
「経済と環境の好循環」の実現に向けて、TCFD開示に対する企業のコミットメントをさらに促すとともに、投資家の適切な投融資判断に資するよう、企業は開示の質の向上・内容を深化させ、投資家はそれを的確に理解することが重要です。
第3回となるTCFDサミット2021では、産業界・金融界のリーダーが適切な投資判断の基盤となる開示の拡充を促すべく、更なるTCFD提言の活用に向けて議論しました。